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なぜ万病にきくのか(4)

ダイエタリー・ファイバーのさまざまな働き

  ダイエタリー・ファイバーとはどんなものでしょうか。繊維といっても、さしみや肉のスジのことではありません。
 
  一般に、繊維の多い食物と考えられているのは野菜類です。ネギ、ニラ、セロリ、ゴボウなどは見た目にも繊維が多そうに見えます。たしかに野菜類、中でも根菜類は繊維を豊富に含んでいます。でも、ダイエタリー・ファイバーは、こうした目に見える繊維ばかりではありません。コンニャクやそばなどにも繊維は含まれているのです。むしろ、こうした目に見えない繊維の働きが重要なのです。

 ダイエタリー・ファイバーには、いろいろな種類があります。少し専門的になりますが、簡単に説明すると、植物の細胞壁の主成分であるセルロース、それを包み込んでいるへミセルロース、リグニン、ペクチン、アルギン酸、マンナンなどがあります。

へミセルロースは主に穀物に多く含まれますし、リグニンは根菜類やイモ類、ペクチンはリンゴやミカンなどの皮に多く含まれます。また、アルギン酸は海草類に多いといわれています。セルロースやへミセルロース、リグニンは水には溶けませんが、ペクチン、アルギン酸、マンナン などは水溶性です。繊維といっても、水に溶けてやわらかくなるものもあるのです。水に溶けるものも溶けないものも、どちらも消化吸収されない成分という点では同じです。これらの不消化物をすべてまとめて、ダイエタリー・ファイバーと呼んでいるわけです。

ダイエタリー・ファイバーは、腸内でスポンジのような状態になり、余分な脂肪や有害物質を吸い取って、便と一緒に排出してくれるのです。

繊維には、植物性繊維のダイエタリー・ファイバーの他に、動物性繊維もあります。美顔用化粧品で有名なコラーゲンや、軟骨成分も動物性繊維です。ところが、これらの動物性繊維は体内で消化吸収されてしまい、植物性繊維のように腸内の掃除を手伝ってくれることはありません。ダイエタリー・ファイバーには動脈硬化、大腸ガン、高血圧、糖尿病などの成人病を予防する働きがあることが最近明らかになりました。


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